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介護士の友人の話

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「わり、明後日の飲み会行けなくなったわ」 最近の彼はいつも忙しそうだ。 たまに都合が合い、飲みに誘っても急に仕事が入ってしまい、中止になるなんていうことも珍しくない。 中止の電話をもらう時、気づくことが一つある。 電話越しでも、疲れた様子が読み取れるほど、声に覇気がないのだ。 なんでも今いる職場は、人が足りていないとのこと。 若手で、体型もしっかりした彼が働かされるのは、至極当然かもしれない。 彼は介護士をやっていて、どこも人手が足りないのが現状のようだ。 週二日は休みを与えられるのだが、定休ではないためせっかくの休日でも、体を休めるのが精一杯だと言う。 そして、その貴重な休日もずれ込んでしまい、なかなか休めないこともしばしば。 介護というのは大変な職場のようだ。 「なぜそんな職場で働いているのか」以前、そんな愚問を投げかけてみた。 すると彼は疲れながらも笑顔で教えてくれた。 自分の知らない世界にいた人たちに、敬意を評す意味で、この職に就いたのだと。 本人としては「介護」という手段で「労う」、という意味もあるのだろう。 とても心温まるが、人によっては、それを烏滸がましい等と思うかもしれない。 自分もその考えはわずかに過ぎったが、社会貢献に繋がっているので、それでもいいかなと思う。 ちなみに理由はもう一つ。人員不足により暇なく働けるため、収入が安定しているんだそうな。 思惑は人それぞれ。それが周りに悪影響を与えていないのなら、それでもいいかなと思う。

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